【大型三脚】安定して転倒しない、個人的に良いなと思う三脚を集めてみました。
先日、和歌山県の白崎海洋公園にて風によって三脚が倒れて、Nikon Z6がシャッター切れない置物になってしまいました…。
シンプルに悲しかったです。
今まで、持ち運びのしやすさと安定性のバランス重視で、中型三脚を愛用していました。
しかし、最近になって気軽に持ち運ぶなら小型、長時間露光する時には安定感のある大型と住み分けした方が、扱いやすく良い作品が撮れるのではと感じています。
- 撮影地まで車移動が多い
- 星の撮影などで長時間露光&インターバルを使用する
- 高価なカメラを使っている
この条件にバッチリ当てはまる方は、大型三脚を選ぶと後悔しないかもしれません。
ということで、本記事では普段星空の撮影をしている僕が個人的に良いなと思う大型三脚をつらつらとご紹介します。
大型三脚のメリット
僕が感じているメリットはこの3つです。
- 高価な機材が壊れて修理費がかかるリスクを抑えられる
- 抜群の安定感で撮影ミスを防げる
- たまに高さが欲しい時に便利
高価な機材が壊れて修理費がかかるリスクを抑えられる
これ、めちゃめちゃ大事です。
中型三脚でも基本的には倒れたりしません。しかし、1度の風が強い日、1度の引っ掛け、1度のミスで上に載せてる機材は壊れます。
僕のNikon Z6の修理費で50000円だったので、そのお金で大型三脚が買えちゃいますよね。
「もし、この時に大型三脚があれば風で倒れずに済んだのではないか」
と思ってしまいます。
たらればですけど、リスクは1つでも減らしておくのは大事だなと今回で感じました。
中型で50回に1回倒れるリスクが、大型にすることで100回に1回、200回に1回になるのであれば、投資する価値は十分あります。
抜群の安定感で撮影ミスが防げる
長時間露光だと一瞬のブレで写真がダメになってしまいます。
インターバル撮影でも、ブレるのが怖いからといって1枚1枚確認するのも面倒ですよね。
そんな時に安心感が得られるのが大型三脚だと思います。
星の撮影だと星という「点」を撮るので、ブレた時にすごくわかりやすく「あっダメな写真だ」ってなります。
大型三脚は重たい分、ちょっとやそっとのことじゃ動かない頑丈さがあります。
持ち運びは不便ですが、写真の精度を上げることにおいて大型三脚は大活躍します。
たまに高さが欲しい時に便利
中型三脚って僕のものだと、大体150cmくらいです。
ほとんど人と同じくらいの高さなので、花火大会など人が集まるイベントにおいては不便に感じる場面もたまにあります。
(人の集団の中で、三脚を立てるのは迷惑になるので、もちろん撮影可の場所を選んでの話です!)
カメラマンも多数いる場だと、後ろの方になったときにもう少し高さがあればなぁと思うので、2m近くの高さが安定して出せる大型の選択肢があると便利です。
個人的に良いなって思っている大型三脚
そんな大型三脚に魅力を感じている僕が欲しい三脚をご紹介します。
- LS-323C+LH-40 カーボン三脚・雲台セット レンジャーシリーズ Leofoto
- ジッツオ システマティック三脚3型3段ロング
- Velbon(ベルボン) 大型カーボン三脚 3段 プロフェッショナル・ジオ N830 脚のみ
LS-323C+LH-40 カーボン三脚・雲台セット レンジャーシリーズ Leofoto
最近のブームならLeofoto(レオフォト)ですよね。価格も破格に安く、カーボン製で軽量にも関わらず、耐荷重量20kgという高コスパ三脚です。
スペック
価格:三脚のみ:31680円 (雲台付:51480円)
材質:カーボン
パイプ径:32mm
段数:3段
重量:1450g(雲台付:1960g)
耐荷重量:20kg
全伸長:1965mm
伸長:1650mm
最低高:180mm
収納高:735mm
32mm径の3段で安定感がありつつ、高さ18cm~196.5cmというあらゆる高さに対応できる器用さがとても魅力的です。
雲台も耐荷重20kgで、一般的に言われる重量半分と考えても10kgは載せれます。
10kgなんてフルサイズ機に大口径レンズ、ポータブル赤道儀をつけてもおつりがきそうです。
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ジッツオ システマティック三脚3型3段ロング
憧れのGITZO。めっちゃ欲しいです。
正直星を撮る時は車移動なので、重さは対して気になりません。重量があることで安定も増して多少の風にはビクともしないのでむしろ嬉しいです笑
耐荷重は化け物級の28kg。もう何載せるんだって感じです。
スペック
価格:三脚のみ:139400円
材質:カーボン
パイプ径:32.9mm
段数:3段
重量:2040g
耐荷重量:28kg
伸長:1520mm
最低高:110mm
収納高:670mm
センターポールはないので、三脚自体の伸長は152cmですが、雲台とカメラを載せると180cm近くになります。
プロも愛用するGITZO持っているだけでテンションが上がります。
三脚で写真の腕が変わる訳ではありませんが、「これに見合うだけの技術を磨こう」とより写真の世界にのめり込めそうです。
Velbon(ベルボン) 大型カーボン三脚 3段 プロフェッショナル・ジオ N830 脚のみ
これまで、中国、フランスメーカーをご紹介しましたが、国産にこだわる方はやはりVelbon、スリックも考えたいですよね。
かくいう私の持っている三脚もVelbonなので、またVelbon欲しいなぁとも思っています。
そんな訳で、先ほどの2つよりもごっつい三脚をチョイスしてみました。
スペック
価格:三脚のみ:112869円
材質:カーボン
パイプ径:36mm
段数:3段
重量:3022g
耐荷重量:25kg
全伸長:2000mm
伸長:1790mm
最低高:350mm
収納高:795mm
剛性を追求した36mmのパイプ径、重量3kg、センターポール込みだと三脚だけで高さが2mを超えます。
その分最低高と収納高もかさ高くなってしまいますが、三脚によって写真がブレたり転倒する可能性を極力排除できます。
望遠レンズを使っていると、ちょっとした環境によるカメラのブレで大きく写真の出来が変わってくるので、剛性を追求するのもアリだと思います。
大型三脚でカメラを風とブレから守ろう
大型三脚は持ち運びが大変な分、写真のクオリティを保証してくれます。
高価なカメラを使って、遠征をされる方は一度検討されてはいかがでしょうか!