星空撮影におすすめのレンズヒーター!カメラの結露対策は必須です!
冬の撮影の天敵、結露。
みなさんはどのように対策されているでしょうか?
寒空の下頑張ってカメラをセッティングして、いざ撮影していたらレンズが結露して曇ってしまう…。
そんなことになったら気持ちが一気に沈んでしまいますよね。
そんな悩みを解決できる必携アイテム、レンズヒーターをご紹介していきます!
結露はなぜ発生する?
結露が発生する理由はいくつかありますが、基本的には「温度差」が原因です。
空気が冷たいものに触れた時に冷やされて、そこに水滴が付着してしまうのです。
つまり冬場が最も発生しやすいのですが、レンズが少しでも空気より冷たければ水滴は付着するので、夏場でも結露が発生する可能性はあります。
長時間夜にカメラを出しっぱなしにする天体撮影では、夜が深くなるにつれてレンズが冷やされていきますので、特に結露には注意しなければなりません。
撮影中に結露したらどうなる?
結露した時にすぐに気づけばいいのですが、例えばインターバル撮影などの途中で結露してしまった場合は最悪です。
実際に同じ構図で撮り続けていた時に結露した写真があるのでご覧ください…。
私が結露に気づいた時の絶望感が伝わりますでしょうか…。
ちなみにこの写真を撮影したのは9月ですので、年中結露に注意しなければならないということはご理解いただけるかと思います。
しかも結露してしまうと、よく水分を拭き取ってから保管しなければ、一気にカビてしまう原因となります。
レンズがカビてしまうと、カビ取りに数万円かかる場合もありますので、結露対策はやはり必要不可欠と言えるのです。
結露を防ぐにはどうすれば?
レンズが空気より冷たければ結露するということは、レンズを温めることができれば結露はしないということになります。
そこで役に立つのがレンズヒーターという機材です!
レンズヒーターとは、発熱部分をレンズに巻き付け、モバイルバッテリーなどで電気を供給することで、レンズを温めて結露を防ぐというものです。
レンズヒーター自体はあまり大きなものでもなく、とても軽量なので邪魔になりませんし、カメラバッグに常に入れておくのもアリだと思います!
おすすめのレンズヒーター
一口にレンズヒーターと言っても、実は様々な製品があります。
特に注意したいのが、ベルト部分がレンズ全体を覆うような製品もあるのですが、ピントレンズと干渉してしまうので、細かいピント調整が必要になる天体撮影などではあまりおすすめできません。
ベルトが細くて温度調整機能付き
私が実際に使用しているものは販売が終了しているようですが、かなり似た商品がありましたのでご紹介します。
ベルトが細く、温度調整機能が付いたものなのですが、高温設定にするとすぐに温度が上がり、レンズの先端しか覆っていなくても高い効果を発揮してくれています!
低温設定にすればバッテリーを長くもたせることもでき、長時間撮影をするときにもおすすめです。
予算に余裕があればおすすめ
これはワイヤータイプのレンズヒーターで、レンズの先端にワイヤーを巻くだけなので、撮影への干渉が非常に少ないです!
ヒーターを付けながらピントや構図の微調整ができますし、コンパクトで持ち運びにもとても便利だと思います。
少し値が張るのが難点ですが、予算をかけられるのであればおすすめです。
コスパ重視!とにかく安いものがいいなら
必要最低限の機能で、とにかく結露を防いでくれたらそれでいい!という方におすすめです。
温度調整などはできませんが、調整用のリモコンがついていたらその分かさばってしまいますので、シンプルに温めるだけのヒーターが理想的!という考えもあるのではないでしょうか。
レンズヒーターにおすすめのモバイルバッテリー
レンズヒーターはモバイルバッテリーなどで電気を通さなければ使うことはできません。
長時間使おうと思えば、もちろん大容量のものがいいのですが、重たくて大きいものを選んでしまうと撮影の邪魔になってしまいますので、軽量・コンパクトなものがおすすめです。
夜通し使おうと思えば10,000mAh以上欲しいですが、数時間程度であれば5,000mAh程で十分かと思います。
10,000mAhでおすすめの軽量バッテリー
5,000mAhでおすすめの軽量バッテリー
まとめ
正直私は、天体写真を撮るのであればレンズヒーターは必須アイテムだと思っています。
せっかく晴れて気分よく写真を撮っていた時に結露してしまったときの悲しみはもう味わいたくありません…。
それに、結露した後にきちんと水気を拭き取れていないとカビが発生してしまい、クリーニングに多額の費用が掛かってしまいます。
レンズヒーターで結露を防いでストレスなく撮影に励み、同時にレンズも守りましょう!